【7時間目の授業は心理です】

思春期~青年期の方をターゲットに心理学をお話ししていきます。

【#54公認心理師について】第7回の国家試験お疲れ様でした!

皆さんお疲れ様です!ルンタです。

今回は第7回公認心理師試験についてのお話です(というかメッセージです)。

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昨日2024年3月3日、第7回の公認心理師試験がありました

受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした!

昨日は丁度東京マラソンもありましたから、会場によっては到着したり、準備することも大変だったかもしれません。

コンデイションを整えることって、大切ですけど、なかなか難しいですよね~

 

今まで一生懸命勉強した努力が試される時、皆さんはいかがでしたでしょうか。

実力が発揮できた方、なかなかうまくできなかった方、それぞれいらっしゃると思います。

 

解答速報も出始めて、自己採点されている方もいるかもしれません。

その結果に一喜一憂することもあるでしょう。

ちなみに私は、合格点本当にギリギリだったので、自己採点をして6割に届くか怪しいぐらいでしたので、絶望していました(笑)

 

合格発表が3月29日とのことで、本当にそこまでの期間が長く感じますよね・・・。

気持ちは痛いほどわかります(笑)。もう本当に生きた心地がしません。

 

ですが、受かるにしろ、受からなかったにしろ、ここまで一生懸命、心理学について学ばれたことには違いないので、とにかく自分を労って褒めてあげてください。

 

その努力は決して無駄ではありません。

いつか必ず、あなたの助けとなりますし、心理師としてのベースになっていくはずですから。

 

おいしいものを沢山食べて、ゆっくり休んで、ドキドキしながらも合格発表の時を待ちましょう・・・。

 

今年の合格率は一体何%になるのでしょうか?

例年、5割前後ですから、今年もそうだと思われますが・・・。

そこもまだ何とも言えないところが、心臓に悪いですよね・・・。

 

 

まあそれはさておき、改めてお疲れ様でした!

これからの世の中は、日本だけでなく、世界的にも心理学がフォーカスされて、必要とされる仕事になっていくと思われます。

その第一歩を踏みだした皆さんは立派です。

志すだけでも大きな価値があります。

 

人の心を支援することは簡単なことではありませんが、お役に立てた時の受ける感謝ややりがいは計り知れません。

誰かを救うことだってあります。

そんな素晴らしい学問である心理学を、これからも沢山発信していきたいなと思います!

 

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今回はここまでにしましょう。

次の授業もお楽しみに~。それでは!

 

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【#53認知症について】認知症の支援はどうすればいいのか

心の中で・・・「起立、礼、着席」

 

みなさん、お疲れ様です!心理カウンセラーのルンタです。

それでは今日も短時間で解説をはじめますよ~

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さて今回も、認知症についてお話していきますが、今回はとりわけ「認知症の支援」について解説していきたいお思います。

現在、支援されている方・対応している方、本当にお疲れ様です。身近な方の介護として対応に当たっている方も多いかと思います。

そんな方々はまず、自分を労ってあげてください。大変なことが多いと思いますが、支援されている人は必ず、「ありがとう」と感じているはずです。

 

 

認知症の支援について≫

まずいきなりですが、認知症は現代医学の水準では治癒すると言えない病気です。

一方で、「アルツハイマー型」や「レビー小体型認知症」においては、進行を遅らせることができる”認知症”による薬物療法がおこなわれます。

また、”周辺症状(BPSD)”に対しては、抗精神病薬抗うつ剤気分安定剤睡眠薬も併せて、処方されることがあります。

 

以上から、認知症は根性だけでどうにかなるのではなく、適した薬を服用したり、医療と連携を組むことで、改善を図ていくのが現在のスタンダードです。

その中でも、薬物療法以外の支援方法があるので、紹介したいと思います。

 

①回想法(レミニセンス)

・Butler(バトラー)が提唱した。被治療者(高齢者)に自身の昔・過去のことを思い出してもらう方法。

・昔の玩具や生活用品、音楽などの回想のための刺激として用いられることがある。

・グループで行われることが多いが、1対1で行われることもある。

自尊感情が高まるといった個人的効果や、対人関係を促進させる社会的効果が期待される。

 

②リアリティ・オリエンテーション(現実見当訓練)

・Folsom(フォルソン)が提唱した。被治療者(高齢者)に対して、日常生活の様々な機会に「今」の状況を確認できる言葉によって、日時や場所の見当識の向上・維持をさせるために行われる。

・厳密には2種類あり、「①24時間リアリティ・オリエンテーション」と「②クラスルームリアリティ・オリエンテーション」にわかれる。

・①24時間リアリティ・オリエンテーションでは、認知症患者と支援者との日常生活における基本的なコミュニケーションの中で、「自分は誰であるのか」「自分は現在どこにいるのか」「今は何時か」といった事柄に対する現実認識の機会を提供する。

・②クラスルームリアリティ・オリエンテーションでは、少人数の患者が会合して、支援者の進行のもと、決められたプログラムに沿って個人および現在の基本的情報(名前、場所、時間、日時、人物など)が提供・訓練される。

 

③バリデーション

認知症患者とのコミュニケーション法の代表的なもの。認知症であっても失われない感情機能に着目し、傾聴と尊敬と共感をもって関わる。

認知症のアプローチ方法の中には、本人の感情にはできるだけ触れずに、穏やかに過ごさせるというものもある。しかし、バリデーションでは、認知症の方のマイナスな感情(悲しみ・怒り・怖れ・不安など)の表出を促して、共感していくことを目指す。

・また、認知症患者の「人生の未解決の課題(やり残したこと・心の傷になっていること・大切な人との死別や離別など)」への奮闘を支援することであるとも表現される。

 

④パーソンセンタード・ケア

・Kitwood(キットウッド)が提唱した。認知症患者の状況を「脳の障害」「性格」「生活歴」「健康状態」「社会心理的要因」の相互作用から捉えようとする。

・当事者を一人の人間として尊重し、その人の立場に沿った理解と支援が必要と考える。

・「①自分らしさ」「②結びつき」「③携わること」「④共にあること」「⑤くつろぎ」以上の5つの心理的なニーズを満たすことを重視しているのが特徴。

 

 

以上が大まかな認知症に対する支援方法です。

ですが、当然これ以外にも方法はあります。肝心なのは、その方にあったやり方で支援していくということです。

これは何も認知症だけに限った話ではありませんが・・・。

 

認知症の方の支援をしていくうちに、支援者はどんどんと心のエネルギーを消費していくので、疲れたりイライラしやすくなったりします。

その間に、当初の目標だったことや大切にしていたことが、どんどんと風化していき、気がついたらその人に全くあっていない対応方法になっていたことなんてザラにあります。

 

そうならないためにも、自分を労って、自分を大切にしながら認知症の方に支援しましょう。

自分の心と余裕が資本です。

 

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それでは今回はここまで!

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【#52認知症について】認知症の分類を理解しよう

心の中で・・・「起立、礼、着席」

 

みなさん、お疲れ様です!心理カウンセラーのルンタです。

それでは今日も短時間で解説をはじめますよ~

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さて、今回は「認知症」についてお話をしていきたいと思います。

以前の記事にも書きましたが、超高齢社会の日本にとって、認知症はもはや切っても切れないものになってしまいました。

皆さんにとっても他人事ではないのです。

その認知症について、今回はどんな分類があるのかを理解して頂ければと思います。

 

 

≪そもそも認知症とは?≫

正式名称は「神経認知障害」と呼び、主に認知機能の欠損を特徴とする疾患を言います。認知症は通称(総称)になります。

発達障害・知的障害などの、出生時から発達期(児童期)に診られる認知障害ではなく、以前に獲得した機能の水準が低下してしまった場合を神経認知障害群というのです。

ここが知的障害と認知症の大きな違いです。

誤解を恐れずに簡単にまとめるとしたら、先天的な認知・知的水準の低さが知的障害であり、後天的に認知知的水準が下がれば認知症というのです。

つまり、誰しもがなり得るということを理解しましょう。

 

より具体的に言うと、認知機能の低下によって、日常生活の自立が阻害されている状態のことを認知症と言い、日常生活の自立は困難であるが、阻害されていない状態を軽度認知症と言います。

これらは、脳の神経細胞萎縮や病変、損傷などによって機能が低下すると起きる症状と言われます。

 

 

認知症の分類≫

1.アルツハイマー認知症

・脳全体が委縮することにより、記憶をはじめとする様々な認知機能が、全体的にだんだんと悪化するのが特徴。

・人格性格の変化や、感情の平板化が見られ、予後は悪いとされています。

・有病率は男性よりも女性の方が多いとされています。

・もっとも発症率の高い認知症と言われている。

 

2.血管性認知症

脳出血脳梗塞などによって発症し、運動機能や感覚機能に障害が見られます。

・精神機能は部分的に悪くなっていく傾向があり、進行も階段状(段階的)になりやすい。

・人格性格は比較的保たれることが多いですが、感情は変わりやすいとされてます。

・有病率は女性よりも男性の方が多いとされています。

 

3.レビー小体型認知症

・発病して間もなくから、幻視(幻覚)やパーキンソン症状が見られるのが特徴。

・幻視の特徴として、「目の前で孫が泣きながら騒いでいる」などの、具体的で生々しいものになりやすい。

・パーキンソン症状の特徴として、身体が硬くなり、姿勢の崩れ変形が目立つようになり、歩行障害などが表れる。

アルツハイマー認知症の次に発症率が高いとされていて、男性の方が有病率が高いとされています。

 

4.前頭側頭葉変性症

・脳の前頭葉と側頭葉に萎縮や変性が見られると発症するとされます。

・代表的なものでピック病という症状があり、多くが50歳~60歳に発症すると言われています。

・ピック病の症状としては、同じ行動を繰り返したり、感情移入ができず共感ができなくなったり、目標を立てて行動することが難しくなってきます。

・進行は漸進的で、最終的には万引きなどの反社会的な行為に及んでしまう大きな人格変化と、言語機能の障害を伴うことが特徴です。

 

 

・・・以上が認知症の分類です。

主に、4つの種類分けがされていると思って頂いて結構です。

ですが、これら4つ全てに共通する認知症の特徴(例)というのも存在します。

↓↓↓

①複雑性注意:テレビや会話といった複数の刺激のある環境での対応に困難が生じる。新しい情報を取り入れることが難しい。

②実行機能:複雑な計画を嫌がり放棄したがる。鋭角や意思決定をするのに他人を頼らなくてはならない。

③学習と記憶:同じ会話の中でも同じ内容を繰り返す。買い物をする時に何を買えばいいかを失念してしまう。

④言語:言葉の表出や受容にも困難が生じる。症状が進むと友人や家族の名前も出てこなくなってしまう。

⑤知覚と運動:以前からなれていた活動を行うことが困難になる。明るさの低下によって、夕暮れ時に混乱が見られる。

⑥社会的認知:服装や会話の内容について社会的基準を気にしなくなる。家族や友人に配慮せずに行動する。

 

・・・こんな感じです。

 

皆さんの周りにも認知症になっている方がいるかと思います。それだけもう誰もがなり得る症状なのです。

基本的に認知症は治るものではありません。加齢と共にどんどんと進行していく事が一般的です。

最近、認知症に効く薬なんかも発表されましたが、果たしてどれだけ効果があるのか・・・。私はちょっと懐疑的です。

 

ですが、悲観的にならないでください。様々な支援体制が形作られて来ています。

認知症の支援についてはまた別の記事で書こうと思いますので、その時のお楽しみに!

 

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それでは今回はここまで!

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【#51保存版:試験対策】心理学の略語(英語)を一覧でまとめてみた

心の中で・・・「起立、礼、着席」

 

みなさん、お疲れ様です!心理カウンセラーのルンタです。

それでは今日も短時間で解説をはじめますよ~

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さて、今回はみんながこんがらがる、心理学の略語についてまとめていきたいと思います。

英略語をアルファベット順にまとめてみました。どこかで聞いたことがある単語も多いと思います。

私もややこしくて、いつも間違えてしまいますが・・・。頑張って覚えましょう!

もちろん全ての用語・略語をカバーできているわけではありません。今回はまずメジャーなものからということでまとめていますので、悪しからず。

※特に重要な略語にはアンダーラインを引いています。

 

 

A

・AA:アルコホリックアノニマスアルコール依存症自助グループ

・ABA:応用行動分析

・ACT:アクセプタンス&コミットメント・セラピー

AD/HD:注意欠如・多動症注意欠陥多動性障害

・ADAS:エイダス(アルツハイマー認知症検査)

ASD自閉症スペクトラム障害

ATI:適正処遇交互作用

 

B

・BDI:ベック・ディプレッション・インベントリー

・BPSD:行動・心理症状

 

C

・CA:生活年齢

CBCL:子どもの行動チェックリスト

・CDR:クリニカル・ディメンシア・レーティング(認知症重症度検査)

CMI:コーネル・メディカル・インデックス(ヘルス・クエスチョナリー)

・COGNISTAT:コグニスタット(認知機能検査)

COPD慢性閉塞性肺疾患

 

D

DAM:ドロー・ア・マン(描画法)

DAP:ドロー・ア・パーソン(描画法)

DARC:ダルク(薬物依存症患者の自助グループ

・DIQ:偏差知能指数

・DMAT:災害派遣医療チーム

DPAT災害派遣精神医療チーム

DSM精神疾患の診断・統計マニュアル(アメリカ精神医学会)

・DV:ドメスティックバイオレンス

 

E

・EE:感情表出

・ELM:精緻化見込みモデル

EMDR:眼球運動による脱感作と再処理法

・EMIS:広域災害救急医療情報システム

・EPPS:エドワーズ・パーソナル・プリファレンス・スケジュール

・ES:自我強度尺度

 

G

・GABA:ギャバ(γーアミノ酪酸

・GAS:汎適応症候群

GHQ:精神健康調査票

GTA:グラウンデッド・セオリー・アプローチ

 

H

HDS-R:改訂長谷川式簡易知能評価スケール

・HTP:ハウス・ツリー・パーソン描画テスト

 

I

IBS過敏性腸症候群

ICD:国際医療分類(疾病及び関連保険問題の)

ICF国際生活機能分類

・IP:アイデンティファイド・ペイシェント(患者とみなされた人)

IQ:知能指数

・ITPA:イリノイ心理言語能力検査(言語学習能力診断検査)

 

K

・K-ABC:カウフマン心理・教育アセスメントバッテリー

・KFD:動的家族画法

 

L

・LD:学習障害

LGBTレズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー

・LMT:風景構成法

 

M

・MA:精神年齢

・MAS:顕在性不安尺度

・MBCT:マインドフルネス認知療法

・MBD:微細脳障害

MMPI:ミネソタ多面人格目録

・MMSE:ミニメンタルステート検査

MPI:モーズレイ性格検査

・MSQ:メンタル・ステイツ・クエスチョナリ―(認知症の重症度検査)

 

N

・NABA:ナバ(摂食障害者の自助グループ

・NEO-PI-R:ネオ・ピーアイ・アール(5因子モデルを基にした人格検査)

 

P

・PCA:パーソン・センタード・アプローチ(来談者中心療法)

・PECS:絵カード交換式コミュニケーションシステム

・PFA:サイコロジカル・ファースト・エイド

・POMS:ポムス(気分状態の評価検査)

PTSD:ポスト・トラウマティック・ストレス・ディスオーダー

 

R

・RBMT:リバーミード行動記憶検査

・RCT:ランダム化比較試験

・REBT:論理情動行動療法

 

S

SAS:自己評価式不安尺度

・SCT:文章完成法

・SDS:うつ性自己評価尺度

SLD:限局性学習症

・SLTA:標準失語症検査

SNRIセロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬

・SRRS:社会的再適応評価尺度

SSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬

SST:ソーシャル・スキル・トレーニン

・STAI:スタイ(状態―特性不安質問尺度)

・SUD:主観的不安尺度表

 

T

TAT:主題統覚検査

・TEACCH:ティーチ(自閉症児の行動変容を促す治療教育プログラム)

・TEG:東大式エゴグラム

・THP:トータル・ヘルス・プロモーション

・TMT:トレイル・メイキング・テスト(線引きテスト)

・TOT:チップ・オブ・ザ・タン(舌先現象)

 

W

WAIS:ウェイス(成人用ウェクスラー式知能検査)

・WCST:ウィスコンシン・カードソーティング・テスト

WISC:ウィスク(児童用ウェクスラー式知能検査)

・WPPSI:ウィプシー(幼児用ウェクスラー式知能検査)

 

 

・・・はあ、はあ、はあ、、、

はい。こんな長い中、大変お疲れ様でした。

皆さんはもう暗号マスターです(笑)

 

冗談抜きに院試や資格試験で出るので、受験する皆さんは死ぬ気で覚えてください。

それ以外の方は「ふーん」と受け流してください(笑)

 

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それでは今回はここまで!

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【#50ご報告】宣伝とこれからの投稿について

皆さんお疲れ様です!

心理カウンセラーのルンタです。

今回はご報告とお礼を申し上げます。

 

まずは、今回で50回目の投稿をすることができました!

いつも読んでくださっている皆さんには本当に感謝しております

これからも、色々な角度から心理学についての話をしていきたいと思っておりますので、末永くよろしくお願いいたします。

 

そして、報告ですが・・・

この度、YouTubeチャンネルを開設いたしました。

本当にまだまだ試運転段階で、投稿頻度も低く、ショート動画メインの小さなチャンネルにはなりますが、これからブログ同様に主戦場として、一層の発信活動に努めていきたいと思います。

以下にYouTubeチャンネルのURLを貼っておきますので、よろしければご登録のほどよろしくお願いいたします。

 

チャンネル【7時間目の授業は心理です】 - YouTube

URLhttps://www.youtube.com/@Lunta.class.of.psycho

 

 

さて、話は変わりますが・・・

公認心理師の国家試験がいよいよあと1カ月に迫って参りました。

受験生の皆さんはラストスパートということで、とても大変かと思います。

雪も降りましたし、気候の変化も激しい時期に差し掛かるので、体調の管理も大変です。

どうか、体調に気を付けて頑張ってください。

 

高校受験などもそろそろ本格的になってきます。学生の皆さんも自分を信じて、昨日の自分にまけないように、頑張ってください。

 

私のYouTubeチャンネルはそんな皆さんを応援できるようなチャンネルにしたいと考えています。

ブログと同様、お気軽にコメントください!

 

それでは!

 

 

【#49うつについて】仕事を休職するときの過ごし方

心の中で・・・「起立、礼、着席」

 

みなさん、お疲れ様です!心理カウンセラーのルンタです。

それでは今日も短時間で解説をはじめますよ~

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さて、今回は「休職中の過ごし方」についてお話していきます。社会人の方向けの記事になりそうです。

以前の記事にも休職についてお話ししましたが、実際になってしまった場合どうすれば良いのかをここで書いていきたいと思います。

luntacop.hatenablog.com

 

まず、休職することは決して悪い事ではありません自己嫌悪に陥らないでください

休職してしまった人は、それだけ摩耗して、精神をすり減らして毎日頑張ってきたわけですから。「自己否定」をする必要はありません。

かといって、「自己肯定」をするだけのエネルギーが残っていないことも事実でしょう。

 

 

・・・ということで、休職したらすべきことはまず「①休む」ことです。

何にも気にしなくていいんです。もうとにかく休んでください。沢山寝ましょう。それが必要なくらい消耗して、心のエネルギーがなくなっているはずです。

仕事のことが時折浮かんでくるかもしれませんが、気にする必要はありません。

休職中の時間の使い方は、全てあなたのために時間を使っていいんです。

何時間でも寝ていいし、好きなことをしても良いんです。

 

うつ状態の時は、何をするにもだるいものです。お風呂や歯磨きはもちろん、着替えだってしたくないし、食事も食べたくなるものです。それでいいんです。

少しずつ体を休めていく中で、徐々に脳も休まってきて、少しずつ日常生活も送れるようになりますから。

まずは焦らずに、適当に休みまくって下さいね(笑)

 

次に「②散歩」をお勧めします。

これも以前の記事で書きましたが、改めてお話しします。

luntacop.hatenablog.com

散歩は軽運動、つまり有酸素運動の代表格です。酸素を使う運動は体にとってすごく良いです。

しっかり休んで、活動性が高くなってきたら、家の周りを5分でもいいので散歩してみてください。それが出来て良さそうなら、少しずつ距離を伸ばしてみてください。

15分以上できれば、十分に効果があると思って頂いてかまいません。

外に出て、外の空気を吸う。緑や街並みを見る。足を動かすことによって、全身に血流が生きわたる。一定のリズムで体を動かす。これら全てがリラックスに繋がります。

 

散歩がコンスタントにできるようになったら、「③軽作業」をしてみてください。

軽作業とは、簡単なノルマを自分に与えて取り組んでみることです。簡単な所で言えば、読書や家事などです。

「今日はこのページまで本を読んでみよう」とか、「今日は洗濯物を回して干してみよう」など、自分のできる範囲でやってみてください。

この積み重ねで、少しずつ体も脳も前向きになり、活動性が回復していきます。

自分が好きな料理とかを作って、ご褒美に食べてみるなんかも最高ですね!

掃除をすれば、周りも心もすっきりする効果もありますし、買い物に行くなんかも散歩と組み合わせて出来るので、一石二鳥です。

 

ここまで来たら、「④復帰について考える」ことをしてみてもいいかもしれません。

ですが、ここはなかなかハードルの高い部分です。急にトラウマが蘇ってきて、気分を害する方も多いと思います。

そんな時は、主治医に相談したり、誰かに話してみることが大切です。アドバイスを頂けたり、自分で話すことで改めて頭の中を整理することができます。

職場に戻った時の自分を想像することはとても難しいですが、会社(人事や総務)に相談すれば、配慮を頂けることが多いです。同じ部署に戻らなくてはいけないこともまれにありますが、基本的には異なる場所へ配置転換をしてくれる可能性が高いです。

行動を起こす前に、まずは心の整理を行ってから、動き出した方が良いですよね。

 

最後に「⑤復職活動を行う」になります。病院のリワークプログラムに参加することも良いかもしれません。

会社に連絡を取ったり、短い時間からスタートしていったり、ハードルを下げて徐々に上げていく形でやっていけると良いですね。

ですが、何が何でも復職しなくてはいけないわけではありません。まだ休みが必要ならば、休んでもOKですし、転職して思い切って環境を変えることも一つの手だと思います。

あなたがやりやすい形や環境で社会貢献すればよいんです。

 

働くことはもうそれだけで十分な社会貢献になっています。

なぜなら、働いてお給料をもらっているとき、色々な税金が差し引かれます。

これだけで、納税の義務を果たしているわけで、国や国民に大きな貢献をしているのですから。

職場でうまくいかなくても、何にも悪いことはありません。なぜならあなたはきちんと国のために税を納めているのですから。

例え、その職場であなたの評価が低かったとしても、その他99.999%の人はそんなこと関係ありません。問い詰められもしないし、何も起きません。

なので、働こうとする意志があるだけでも、もう十分に社会貢献に当てはまると私は思います。

 

 

以上が休職中の過ごし方を私なりにまとめたものです。

私も休職した経験があるので、皆さんの気持ちはよくわかります。

なぞに焦ったり、置いていかれるのではないかと不安に駆られたり、色々なネガティブな考えが浮かんできますが、、、

結論を言うとそれは杞憂です

あなたは必ず社会貢献できます。いろんな形で誰かのためになりますし、休職したという体験も貴重な体験です。

あなたの経験を誰かに伝えてあげられる。これはものすごい価値がありますし、その人のために貢献していることになります。

 

とにかく、自己否定をする必要はありません。「自己肯定」ができるようになったら、もうそれだけで100点満点です。

 

今の世の中、働き方はいっっっっくらでもあります。情報革命、ITの普及が著しいからです。

調べてアタックしていくうちに、あなたに合う仕事が意外にゴロゴロ転がっているものです。

ホリ◯モンの言葉をお借りしますが、これからの人生で大切なのは「行動力」です。

昔のように同じ会社に最後まで勤め上げるような、「忍耐力」ではありません

柔軟に自分をアップデートして、行動していける人がこれからは生き延びていくのです。

 

だから、決して自分のことをあきらめないでくださいね。必ず、あなたが輝ける場所があります。

 

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それでは今回はここまで!

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【#48自己肯定感について】自信を失った時の恐ろしさ

心の中で・・・「起立、礼、着席」

 

みなさん、お疲れ様です!心理カウンセラーのルンタです。

それでは今日も短時間で解説をはじめますよ~

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さて、今回は「自己肯定感」についてお話していきたいと思います。

過去の記事でもたびたび取り上げてきましたが、改めてお話をしていきたいと思います。ぜひ関連する記事も読んでみてください。

luntacop.hatenablog.com

 

まず、自己肯定感の振り返りですが、自己肯定感は読んで字のごとく、「自分のことを肯定することができる感じ、気持ち」のことを指します。

セルフケアの基礎中の基礎ですね。自己肯定感を高めていく事で、メンタルが復調していきますから。

 

逆に言えば、自己肯定感が下がっている時は、メンタルに不調をきたしている時と言えるでしょう。

「自分のことを肯定できない」ということはすなわち、「自分を否定してしまっている状態」のことを指します。自分で自分のことを攻撃している状態を「自責」と言いますね。

これが行動化されたら、「自傷」と言います。

 

自責・自己否定状態の時って、本当に苦しいですよね

もう何もかもが嫌になって、みんなが敵に見えてしまって、やる気がうせてしまいます。無気力になった自分を責めてしまうまであります。その悪循環です。

これが常態化した時、人は「うつ状態」になるのです。

 

 

ではタイトルに上げた、「自信」と「自己肯定感」は何が違うのか。

大きく異なる概念ではないのですが、「自信は自己肯定感の基礎になるもの」と思って頂ければOKです。

自信は「自分はこれなら得意だ。強みとして、人よりも前に出られる」と思えるものです。自身の長所を自覚している状態とも言えますね。

自己理解ができている人ほど、明確な自信があるので、どんな場面でも前向きに行動することができます。

多少挫けた時も、「きっと克服できるさ。自分はできるのだから」という自己肯定感に落とし込むことで、切り替えることができます。

 

 

しかし、恐ろしいのはここからです。

皆さんの中にある自信が、バッキバキに折られてしまったらどうなるでしょうか?

 

・・・そうです。人は自信をへし折られると「挫折」します。そして、ものすごい「無力感」に苛まれるのです。

これは今まで、自信があった人であればあるほど、強烈な反動になります。

「自分ってできる人だと思っていたけど、全然違うんだ。無能だったんだ。」と絶望感に駆られる方も多い事でしょう。これもめちゃくちゃわかります。

 

自信を失うと、急に自分のことが惨めに感じ始めて、今までのことが何だったのだろうと思うようになり、自己否定が止まらなくなってしまうのです。

こうなると、ますます自分一人でいると、悶々と悪い方に考え込んでしまって、余計に悪循環になってしまいがちです。

なので、「今の自分に自信がない」と思われる方は、なるべく早く誰かに相談して、気持ちを吐露してください。

 

自信は「自分を信じる」ことですが、自分だけで自分を信じることってとても難しいです。

誰か、第三者からの声も聴くことで、客観的な視点と意見を貰い、相対的に「自分」がわかって、信じられるようになりますから。

自分を見失った時は、誰かに見つけてもらう。これがとても大切です。

友人でも、家族でも、パートナーでも、お医者さんでも、同僚でも誰でもいいです。

あなたを肯定してくれる人と話すことで、自信は回復し、自己肯定感も次第に回復していくのです。

 

そして、あなたの自信を奪うような環境・人からは離れましょう。一緒にいて、ろくなことは起きません。時間がもったいないです。

皆さんの周りにもマウントを取ってくるような人が、必ずいると思います。

そういう人は、無意識に他人の自信をへし折って、相対的に自分の価値を保とうとします。とんでもないやつです。

そんな人がいる環境は、可能ならば離れるなり、すぐに報告して、改善してもらえるようにしましょう。

 

自信を失ってから、取り戻すまで、沢山の時間と対話が必要になります。それをわかっていない人が多すぎます。

でも、この記事を読んでくださる皆さんは分かっているはずです。

周囲に自信を無くして、落ち込んでいる人がいたら、ぜひ優しく声をかけてあげてください。

ちょっとお話を聞いてあげるだけでも、その人に取ったらとてもありがたいことですから。

 

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それでは今回はここまで!

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