【#46仕事について】休職者と退職者が増えている理由とは?
心の中で・・・「起立、礼、着席」
みなさん、お疲れ様です!心理カウンセラーのルンタです。
それでは今日も短時間で解説をはじめますよ~
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今回は社会人向けですが、休職・退職についての話をしていきたいと思います。
以前もうつ病の記事などでお話をしてきましたが、改めて書いていきますので、どうぞ最後までお付き合いください。
さて、最近ニュースやネット記事で見ない日はない休職・退職者の増加。これはもはや社会問題になりつつあります。
どの職種においても増えている現状ですが、特に最近話題になっているのは、教育現場や建築業界などのハードな職場での離職率の歯止めがかからないということです。
なぜこのような現象が起こっているのでしょうか?
若者のメンタルが弱いからでしょうか?
そんなことはありません。というか、若者(俗にいう20代~30代前半)以外の離職者も増えてきています。よって、若者だけが辞めていっているわけではないんです。
中堅・ベテランの方たちも普通に離職していきます。
原因はもちろん一つではありませんが、やはり精神的な負担が増大していることが大きいのではないかなと、個人的には感じています。
精神的な負担は言い換えれば、ストレスですね。
そのストレスの質が変わり、ストレスを解消する方法も時代を重ねるにつれて変わってきています。
その流れがわかっていなかったり、世代ごとに違う価値観の相違がぶつかりまくることで、疲弊して病んでしまう方が多いように感じます。
携帯電話などの端末が国民に生きわたり、情報革命が起こった現代は、情報だけでなく、知識や娯楽も一気に一般化・多様化し、昔と比べると、時空の制限を超えてなんでもできるようになりました。
しかし、日本人は慣習を重んじる習性があると言われているので、どの職場においても、まだまだ情報革命以前のやり方や慣習・常識が残っていることがあります。
この仕事とプライベートとのギャップの差もまた、ストレスの原因になるのではないかなと感じています。
今まで何度も申し上げてきましたが、人は賢いので、自分が本当につぶれる前に回避しようとします。それが、休職であったり転職・退職になるわけですね。
もちろん、つぶれてしまってから休職・退職する方も多いですが・・・。
果たして、この人たちは悪でしょうか?
残された職場の人にとってみたら、確かに「穴をあけやがって」と思われるかもしれません。
でも、心の穴はもっと埋まりにくいですよね。そんなこと気にしてはいけません。
例え後ろめたい気持ちがあろうが、離職率が高い現状だろうが、仕事から離れるという選択をすることに間違いはないと思います。
問題は、休職・退職に追い込む労働環境ですよね。これが一番です。
肉体的にきつい。精神的にきつい。それだけではありません。
人間関係だってものすごいストレスになります。
でも、なかなかそこをマネジメントして、上手に職場環境をコントロールしている企業や職場もあります。
ですが、それを実践できているのは一握りでしょう。
次回の記事で書こうと思いますが、少子高齢社会の現代は、どんどん働き手が少なくなってきているので、基本的にどの職場も余裕がありません。
だから、忙しいことが当たり前になっていて、誰からも助けられず、誰も教えてくれず、孤独にもがいて、最終的に精神を病んでしまうのです。
こう考えると、職場もある意味社会的な影響を受けた被害者的な面もあるので、本当に何が一番悪いのだという原因はありません。
ですが、こういう現代だからこそ。もっと少なくなる未来が見えているからこそ、せめてでも職場の人間関係は良くなりたいですよね。
しかし、実際はそんな甘くありません。絶っっ対に自分と合わない人はいます。
その人と一緒にいる時間を我慢できるのか、耐えられるかが重要になってきますね。
もし、どうしようもないのであれば、あなたから逃げたって全然良いことですし、誰かに頼んで異動してもらえれば一番いいですが・・・。そうは上手くいかない・・・。
こんな風にざっと書いてみましたが、もうどの年代においても、企業や職場で、集団で働いている以上、ストレスから逃げることはできません。
若手なら若手なりの。中堅なら中堅なりの。ベテランならベテランなりの悩みやストレスがあるわけです。
それがいっぱいになって耐えられないから辞める。これはもう仕方のないことです。
ここで、「すぐに仕事を辞める奴は根性がないんだ!」と言い始める奴は、昭和の終身雇用制度時代の残像がまだ残っている、あたまタイムカプセル野郎です。
そんな人はスルーしてください。
今は、世はまさに「大転職時代」です(by ゴール◯ロジャー)
前置きがとても長くなってしまいましたが、休職者・退職者が増えている理由の一つに、「以前よりも転職する場合が増えたから」ということも挙げられると思います。
皆さん。アメリカの人は人生で何回転職すると思いますか?
平均で10回くらいと言われています。
10回ですよ!?でもこれが、北米ではごく当たり前なことです。
自分に合わないなと感じたり、キャリアを考えて職場を選択することはとても自然なことなのです。
ですが、我々日本人は先ほども話したように、慣習を重んじてしまう生き物なので、「転職をせずに最後までその職場で仕事をやり終える」ことが当たり前だと勝手に思い込んでしまうのです。
ということで、情報革命が起き、誰でも簡単に色々なことを知り、情報を取捨選択できる時代になったわけですから、仕事を辞めて、新しくリスタートすることも決しておかしい事ではありません。
おかしいのは、いつまでも昔の慣習を神話化し、常識として頑なに変えようとしない人たちです。
もうこれからの少子高齢社会は、柔軟に考えて生きていかないといけない時代になりました。
自分のメンタルヘルスを自分で守ることも必須になってくることでしょう。
社会の当たり前や、世間体を気にしすぎて、自分を見失っては本当にもったいない。
過ぎた時間は戻ってきません。もったいないことにならないよう、自分の選択に後悔が無いように皆さんには生きてもらいたいと強く思っています。
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それでは今回はここまで!
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