心の中で・・・「起立、礼、着席」
みなさん、お疲れ様です！心理カウンセラーのルンタです。
それでは今日も短時間で解説をはじめますよ～
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さて、今回は「カインドフルネス」の紹介です。
ずっと書きたくて仕方なかった概念なので、気合を入れて解説したいと思います(笑)
はじめに「カインドフルネス」とは何かということですが、正式な用語でも何でもなく、心理学界隈で出来た造語です。
「マインドフルネス」という言葉によく似ていて、混同されやすいですが、性質は全く異なります。
まず「マインドフルネス」は、現在の自分、思考、環境、感情に対する意識を向け、「今この瞬間にある」という感覚に集中することを指します。
よく「マインドフルネス瞑想」という形で、聞いたことのある方もいるかもしれません。
マインドフルネスは、日ごろの忙しさで忘れられていた本来の自分に意識を向けることで、他人や環境に疲れた心情を一度リセットし、本来の自分とは何かを見つめなおしていく事を表すと言われます。
次に「カインドフルネス」ですが、マインドフルネスとは異なり「今この瞬間に、自分の優しさや思いやりを見出すこと」とされています。
簡単に言うと、他者のために動く、他人への親切をすることで相対的に自身の価値が上がり、自分に自信が持てるようになるといった考え方です。
以上のように、マインドフルネスの主眼はあくまで「自分」ですが、カインドフルネスの主眼は「他者」に置かれています。
しかし、この他者は「自分」がいてこその「他者」です。言い換えるならば、「他者のために動いた自分」を大切にするという考え方なのです。
ということで、カインドフルネスは「親切心」が自分の心を救うという考え方になることがわかりましたね。
なぜ、親切をしたり、他人のためを思うことで心が癒されるのでしょう？
アメリカのサウス大学の研究明らかになったことですが、他人のために何かをすると、①喜び、②充足感、③愛情などのポジティブな感情が強くなることがわかりました。
また、親切をすることで、満足感と情動・達成感を司る幸せホルモンの「オキシトシン・ドーパミン」が多く分泌される事がわかりました。
オキシトシンやドーパミンの効果については、以前もお話ししましたので、皆さんもその効果はよくご存じかと思います。
つまり、親切な気持ちや行動は、脳内の幸せホルモンを直接増やすことができる、能動的な方法なのです！
ネガティブな状態の時は、人は自分のことを大切に思えません。疲れきっていると自己肯定感が低くなってしまうからです。
そんな時に、無理やりマインドフルネスで自分のことに集中しようとしても上手くいかない人が多くいます。
それはそうですよね。集中した先の自分に元気がなく、不安定なのですから。
マインドフルネスが合わないという人は、大体これに当てはまると思われます。
しかし、カインドフルネスは誰でもできますし、小さなことでもOKなのです。というか、他人に親切にしている自分をイメージするだけでも効果がある事がわかっています。
例えばですが、あなたが車の運転をしている時を仮定しましょう。前方に左折して道に入ろうとしてくる一台の車がありました。あなたはその車の前で止まり、道に入れてあげました。
はい。もうこれだけで立派なカインドフルネスです(笑)
知らない誰かのために、ちょっとした行動を起こしたあなたの脳内には、大きな変化がやってきます。
「相手のために良いことをした」という感覚が、脳内のドーパミンを分泌させ、まず満足感を得られます。そして、「相手のために良いことができた」自分を誇れるようになります。これが自己肯定感の回復です。
この効果は絶大で、無理なくでも構いませんが、小さなことでもカインドフルネスを積み重ねていくと、脳のオキシトシン・ドーパミン量が安定的に増えて、自己肯定感が着実に上がっていくのです。
もちろん、上で挙げた例以外のことでもOKです！
外で誰かに挨拶をする。仕事の時にお茶を組む。いつもはやらない所を掃除する。「ごちそうさま」と言ってみる。「ありがとう」という感謝の気持ちを持つ・・・。
数えたらキリがないほどですが、とにかく他人とために出来る小さな親切を実行すること、何ができるかを考えるだけでもカインドフルネス状態となり、脳の状態が少しずつ好転していきます。
私の大好きな心理カウンセラーのラッキーさんもYouTubeで取り上げていましたが、本当に共感できました。
よろしければ、ラッキーさんの動画も見てみてください。とても分かりやすく解説して下さっています！
美容・健康・幸せ・幸運！人生が好転するカインドフルネス｜しあわせ心理学 (youtube.com)
動画を見て頂くとさらにわかると思いますが、カインドフルネスで得られた心は、柔軟になり、幸福感を感じやすくなります。
そのため、健康寿命が延びるとも言われており、いつまでもエネルギッシュでいられるとのことです。
ラッキーさんはカインドフルネスを継続させるコツとして、「親切のスタンプカード」を心の中で実施しているようです。
相手のために親切なことをしたり、イメージできたら、それが神様のところにあるスタンプカードにハンコを押していただくことができ、何点か溜まったら、神様から何かいいことがプレゼントされると思っているそうです。
素晴らしい考え方だと思います。これも正にリフレーミングですよね(笑)
そもそも、親切をしていたら、物理的にも良いことが帰ってきます。
良い行いをしていると、必ず誰か見ていますから。あなたが困った時に、逆に親切にして助けてくれる。そのための種まきでもあるんです。
当然、意地悪をしている人・他人に迷惑を与えている人には親切は返ってきませんよね。というか、そういう人は「カインドレスネス」状態なので、自分に自信がなく、人を攻撃することで相対的に自分の価値を挙げようとするので、どうしようもない負のループが続きます。
皆さんにはそうはなってほしくないですね。
以上がカインドフルネスについてでした。
私個人としては、最強クラスのセルフケア方法だと思っています。
もちろん、全ての人にこの方法があっていると断言することはできません。その人にあったやり方でセルフケアをしていただけるのが、一番いいことです。
ですが、精神的にも肉体的にも、大きな効果を得られるのは、間違いなくカインドフルネスだと確信しています。
皆さんもよろしければ、今日から少しずつ実践してみてください。
そして、ポジティブ3行日記にその内容を書いてみてください。ポジティブ回路づくりの一環にもなりますので、一石二鳥です。
最初は「自分で精一杯なのに他人のためなんて」と思うかもしれませんが、諦めないで続けると、親切が気持ちよくなってきますし、親切をした相手から「ありがとう」なんて感謝の気持ちを言われたら最高にハッピーですよね！
人生を変えるのは、あなたの日々の小さな習慣の積み重ねです。
その積み重ねをどんなもので埋めて、積み上げていくのか、一緒に考えていきましょうね。
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それでは今回はここまで！
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