皆さんお疲れ様です!
心理カウンセラーのルンタです。
今回はちょうど、年の瀬ということで、コラムを書いてみようと思います。
特段、いつもと変わりませんが(笑)
お時間のある方はお付き合いください・・・。
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今年も色々ありましたね~。皆さんはどんな1年でしたか?
大きく飛躍した方もいれば、ついてない1年だった方もいるかもしれません。
幸せだったと感じる人もいれば、不幸だったと感じる人もいるでしょう。
コロナ禍が明け、一応の事態収束があった今年、世間も少しずつ戻ってこようとしている感じがありました。完全に以前のような生活には戻りませんが、一歩一歩変わっているように感じます。
来年は一体どんな年になるでしょうか?
さて、表題にも書きましたが、最近ふと思うことがあります。
やっぱり人間は「隣の芝生は青く感じる」ということです。
「今年の自分には満足できる」と自信を持って言える人は、果たしてどのくらいいるのでしょう?
きっと大抵の人は「いいな~。あの人は幸せそうだな。」とか「まだこんなんじゃ満足できないな」と思うことでしょう。
・・・恐らくそれでいいのだと思います(笑)
人間が生きるということは基本的に上昇志向で、補完しようとするからです。
補完というのは、自分に足りない物があると気がつくと、それを埋め合わせようとする本能のようなものです。
自分はたった一人。その他70億人の人間は他人ですが、その誰もが同じではなく、良い面も悪い面もあります。
ですが、自分が持っていなくて、他人が持っている面はものすごく美化されて見えます。この現象は認知的バイアスとも呼ばれます。
ですが、その他70億人全ての人と自分を比べて、羨んでいたらきりがないですよね。
そんなことは分かっているんです。それでもそう思ってしまうのが人間なんです(笑)
こうした欲を仏様は「108の煩悩」として戒めたのかもしれません。
幸せの最中は「今、自分が幸せだ」と感じることはなく、それが当たり前だと思いがちです。
ですが、その当たり前がなくなった時、当たり前でなくなった時に、人はようやく「自分は幸せだったんだ」と気がつきがちです。
これこそ「得たら忘れて、なくして気がつく」ですね。
手に入れるまでは、あんなに努力して、イメージを描いて突き進んでいたのに、いざ手に入れるとはっと忘れてしまう。
目標があってそれに突き進んでいる時は、脳内物質の『ドーパミン』が出ていて、達成すると最高潮に達します。
ですが、ドーパミンは切れてしまうと、はっとなってしまうのです。
そんな時に「今達成できて幸せだな。」「幸せだと感じられて幸せだな」と思えると、『オキシトシン』が分泌されます。これが大切です。
ドーパミン的に人生を歩んでいったら、欲望にキリがなく、大切な足元を見ることを忘れてしまう瞬間が多くなりがちです。
なくしてしまってから気がつくのではもったいないですよね。
私も含め、皆さんもなくしてから、それがどれだけ大切だったかを思い知らされたことがあると思います。それが自然です。
誰だって無い物ねだり続きの人生です。
だからこそ、その自然を受け入れつつも、もう少し目線を下げて、「今の自分が幸せなんだ」と感じる瞬間を増やせると良いですね。
いつも言ってますが、他人と比べても仕方ないことは山ほどあります。
だからそもそも、自分と他人を比較しても意味がないのです。
自分の目の前を見ずに、他人ばかり見ていたら、ずっと煩悩は止まらず、お坊さんに背中を叩かれてしまうかも(笑)
なくした後悔もあるでしょう。その後悔を補完したくて必死になったこともあるでしょう。周りが輝いて見えることもあるでしょう。
それはそれです。後悔や嫉妬も人生の一部分でしかありません。今後の人生全てを決めることではありません。
一緒に上を向いて歩きましょう。
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最後まで、私の独り言につき合って頂きありがとうございます。
今後もまた、色々なお話をしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは!