心の中で・・・「起立、礼、着席」
みなさん、お疲れ様です!心理カウンセラーのルンタです。
それでは今日も短時間で解説をはじめますよ~
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さて、今回は”自殺”について考えていきたいと思います。
昔から現代まで続く深刻な社会問題の一つです。少し重い話になってしまうかもしれないので、無理に最後まで読まなくても大丈夫です。
現在の日本の年間自殺者数は約3万人とされており、数年前から増減を繰り返していながらも大きな改善には至っていません。
死因や実行法は様々ありますが、何よりどの人も理由なく自殺することはないと思っています。
その理由も人によって大きく変わってくるでしょう。
逃げようのない絶望感が自分の身に迫った時、人は本能的に3F(逃走・闘争・凍結反応)を発動しますが、それすら超えてしまうほどのストレスがかかっていると、学習性無力感に陥り、良くない意味での開き直りをしてしまいます。
それが人生をあきらめる、生きることを放棄するという選択です。
生きていれば、何度も辛いことにぶち当たるでしょう。もちろん、楽しいことも生きていればありますが、人の脳・記憶は辛いことをどうしても覚えがちです。
以前話したトラウマのように、再び自分が不利益になる状況を避けるため、人はバッドイベントをいつまでも記憶できるようにプログラミングされています。
その本能に苛まれ過ぎて、足元ががんじがらめになった時、心の苦しみは一層うずきだします。
人は希望が見えないと、未来や将来に期待感を持てなくなってしまうのです。
未来に期待ができないということは、現在をまっとうに生きても意味がないと結論付けてしまいがちです。そうやって割り切ってしまった先に、自殺を選んでしまう人が悲しいですが多くいます。
このご時世、閉塞感が漂っていて、未来に希望なんか持てるわけない。その気持ちよくわかります。
自分より希望にあふれている人が目に映ると、嫉妬して余計に自分がみじめに感じることもあるでしょう。
「全てを投げ出してしまった方が楽だ。もう何もしたくない。考えられない」
それが口癖になっている時は危険です。
脳の神経回路が、死ぬこと(逃避すること)ばかり考えて、生の本能を押さえつけている状況だからです。
一つ言えることは、死ぬことはゴールではないことです。
人は生きている間に、何かしらのゴールを感じて、死ぬんです。
死は生物上の生命の終わりでしかありません。
「死んだら楽になる」・・・。相対的にそうかもしれませんが、
死んだら「楽になった」という感覚すら感じられません。
なぜなら、あなたの精神活動も終了するので、思考もできないからです。
だから、死んでしまったら、何のチャンスも挽回もできなくなってしまいます。全てが無になるわけですから。
それでも、死にたいという方が多くいることも現状です。
マイナスしかないんだから、死んでゼロになるなら、相対的にむしろプラスになるじゃないかという人もいます。
確かにそうなのかもしれません。もう、全部を投げ出した方が良い、そう思ってしまうのも人間の認知・思考の結果ですから。
ですが、必ず生きていれば「変化」があります。
それはあなただけでなく、周囲や環境もそうです。
「諸行無常」という言葉があるように、この世の中の一切のことは、全て変化していきます。永年変わらずに残っていくものなんてありません。
変化は悪いものばかりではありません。良い変化だっておきます。
要するに、時間が解決してくれるという考えです。
「そんなの待てない!」という方もいるかもしれませんが、私はその人にも、生きてほしいです。もう少し待ってほしいです。
人は絶対にいずれは死ぬ運命なのですから、それが短くなるか、長くなるか、たったそれだけのことです。
時間が長ければ長いほど、変化のチャンスは当然ですが訪れます。
問題はそこまでの時間を確保できるかだけです。
短くしたい気持ちが強い人は、一度、心療内科や精神科に行って、Drに診てもらいましょう。お薬を貰って、脳の状態を楽にしてもらいましょう。
そこで時間が稼げたら、もしかしたら前向きになれるチャンスが転がり込んでくるかもしれません。
死んでしまったら、もうチャンスは二度の来ないので。
皆さんの周りにも死にたいと思っている人は結構いるかもしれません。
「死にたい」と思っている人のほとんどは、「死ぬほどつらいから助けて」と本音で思ってます。この現状を打破できればと真剣に悩み過ぎて、死にたくなっているのです。
まずはその真剣な悩みを一人で抱え込まないで、シェアしましょう。
友人や家族がいなくても、今は相談ダイヤルもあります。
①:いのちSOS(特定非営利活動法人自殺対策支援センターライフリンク)
→0120-061-338
→0120-783-556
これ以外にも相談できる場所は沢山あります。
辛い気持ち、是非勇気をもってお話してみてください。
それだけでも、ものすごく大きな「良い変化」です。
生きているそれだけで価値がある。これは以前も言いました。
死ぬことにも価値はあります。ですが、生きているうちにしかできない価値は無数に存在します。
疲れているなら休んで。いつか時間が癒してくれたなら、あなたは変化の潮流に乗っていけることでしょう。
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それでは今回はここまで!
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