心の中で・・・「起立、礼、着席」
みなさん、お疲れ様です!心理カウンセラーのルンタです。
それでは今日も短時間で解説をはじめますよ~
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、今回は不安症状の一つ「広場恐怖」について話をしていきたいと思います。
以前も少し話しましたが、その対応にも触れたいと思いますので、よろしくお願いします。
そもそも「広場恐怖」の定義とは・・・
「強い不安に襲われたときにすぐに逃げられない、または助けが得られそうにない状況や場所にいることに恐怖や大きな予期不安を抱く状態」のことです。
大抵の場合、そのような状況や場所を避けたり、多大な苦痛を感じながら耐えたりしてやり過ごすことでしょう。
広場恐怖はれっきとした不安症状の一種で、ある意味で「閉所恐怖症・高所恐怖症・先端恐怖症」などの恐怖症と同じようなものです。
恐怖症というのは、恐怖の対象がはっきりとしているのでわかりやすく、周囲からも理解されやすく、本人も回避しやすいのですが・・・。
全般的な不安や、広場恐怖のような対象の広い恐怖感は不安症状と呼び、なかなか回避したり理解して貰うことが難しいのが現状です。
「もう、A子は本当に暗いところが苦手なんだから」とか、「B男はなんでそんなに不潔恐怖なんだ。潔癖症か?」とか、相手の目にも見えてわかりやすいですからね。
「えへへ、そうなんだ~。」と開き直って、個性にしている人もいますよね。
はい。この考え方。
不安症状にも使いましょうよ(笑)
不安は確かに、時と場所を限定しないことが多く、ましてや知らない人がいる・知らない土地とかだと、なおさらよくわからない不安が襲ってくるものです。
しかし、不安は周りの人からは見えないし、理解されないので、当時者の方は苦しんでいるのですよね。
「自分が不安になっていることを悟られたくない」とか、「自分が不安になっていることで相手に迷惑をかけちゃうんじゃないか」とか思う人もいると思います。
その気持ちはとてもよくわかります。
ですが、だからこそ、不安にオープンになるべきなんです。
「えへへ、そうそう私すぐ不安になっちゃうんだ~。」くらいの気持ちで全然良いんです。
というか、このように開示することで周囲も理解してくれますし、ずっと楽にいられます。
そして、タイトルにも挙げましたが、「なんとかなるわでなんとかなる」これが考え方のミソです。
以前にも書きましたが、不安の9割は実際には起こり得ないのです。数多くの実験から実証されています。ほとんどが取り越し苦労で、何もなく終わることができます。
その上で「なんとかなる」と考えると結構楽になります。
例えば、電車が苦手で乗るのにものすごく苦痛がある人は、「もういいや、電車でなんかあっても。倒れても。具合悪くなっても。なんとかなるわ、誰か助けてくれるよ」と考えてみてください。
実際、日本の鉄道は非常に優秀ですから、絶対にあなたのことを助けてくれます。
鉄道以外もそうです。医療や警察・救急に消防。日本の社会には沢山のセーフティネットがあり、みんなを守ってくれる人や制度が沢山あります。
あなただけがそこから省かれるなんてことはありません。
そう思うと、絶対になんとかなるんです。最終的に(笑)
私も広場恐怖が強く出ることがありました。その時は余裕がなくて、考え方も狭かったので、なかなかこのように考えられませんでした。
いきなりでなくていいんです。少しずつ「なんとかなるわ」というキーワードを思い出してみてください。
このスモールステップで苦手なことにチャレンジしていくのを「不安階層法」と言い、立派な認知行動療法の一種なんですよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それでは今回はここまで!
質問などがありましたら、気軽にコメントください!
X(Twitter)もよろしければチェックしてくださいね。
→@LuntaCOP