【#32表彰式】令和5年度臨床心理士資格審査合格発表
皆さんお疲れ様です!ルンタです。
今回は表彰式になります。奮ってご参加ください。
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昨日、表題の通り、令和5年度の臨床心理士資格審査(試験)の合格発表がありました。
まず、受験された皆様本当にお疲れ様でした!
そして、合格された皆様は本当におめでとうございます!
今までの努力が報われた瞬間ですよね。感慨もひとしおでしょう。
不合格だった皆様も本当にお疲れ様でした。忙しい合間を縫っての学習は、たゆまない努力の証です。必ず次につながってくるはずです。
例年合格率は65%くらいではありますが、今年度はどうなったのでしょうか。
臨床心理士というのは、平成の誕生とともに生まれた歴史のある資格です。我々カウンセラーが最初に目指す、認知度が高く社会的な信用があるものです。
民間資格でありながら、平成が終わるまでの間、心理士の仕事のアイデンティティ・名刺として必要な資格でした。
時は流れ、令和に入り・・・。現代社会は更なる心理的アプローチの必要性がうたわれ、ついに国家資格となる「公認心理師」が誕生しました。
実は、ずっと前から心理士の国家資格化がうたわれ続けていましたが、なかなか実現せずに時が流れていたのです。
本当は、臨床心理士を国家資格としようとする活動が、すっと起きていたのです。
しかし、心理療法・心理臨床というのは、非常に抽象的で明確にすることが難しい領域です。そこを国家資格として、認可させるのには大変な議論と交渉が重ねられていたと思われます。
もちろん、臨床心理士という資格が出来た時もそうです。歴代の偉大な先輩方が築いてくださった、名誉ある資格なのです。
ちなみに、臨床心理士の「士」と公認心理師の「師」はあえて異なる字になります。
これは、「公認会計士」などと混同しないようにという意図と、もともとあった臨床心理士という資格に優越をつけないよう、国家資格の心理師は「師」という字にして、配慮したという流れがあるそうです。
国家資格だろうが、民間資格だろうがそんなことは関係ありません。とても素晴らしい資格であることに違いはありません。
そして、この資格を手にした皆様は、臨床家として心を一生涯をかけて学んでいく道を選んだことになります。その第一歩を踏み出したのです。
決して平坦な道ではありませんが、これから一緒に頑張って行きましょうね!
そもそも臨床心理士を取るのって結構大変なんです。
普通の大卒では試験すら受けられません。大学院の修士課程(2年間)を修了しなくてはいけませんし、特定の科目をきちんと履修してパスしなくてはいけませんし、何より沢山の実習をこなす必要があります。
これらのノルマをクリアして初めて、受験資格という手形を得られるのです。
自分が大学院生だったころがもう懐かしく思えます・・・。
10人くらいの少人数で修士課程を協力し合いながら過ごすのですが、難しい言葉だらけだし、訳の分からない統計の取り方も覚えなければいけないし、論文も仕上げながら、勉強も続けなくてはいけないし・・・。
とても濃い2年間でした。
それでも、とても毎日が充実していて楽しかった記憶があります。
試験日は毎年秋にあるので、院を終了してから試験までの半年間は、どこかで働きながら勉強を続ける日々でした。そうした方も多いのではないでしょうか?
はじめての就職で慣れない生活でくたくたになりながら、目をこすって過去問を解いた日々も今ではいい思い出です。
だからこそ、郵便で合格通知が届いた日はもう、死ぬほどうれしかったのを思い出します(笑)
皆様にもきっとそう思える日が来ると思います。
頑張った自分は裏切りませんし、共に頑張って苦楽を共にした仲間や教授はいつまでもあなたの味方です。
そして、来年には新たな後輩たちがこの試験を受けているでしょう。
心理臨床家の世間は広いようで狭いです。もしかしたら、自分もどこかで皆さんとお会いしているかもしれません。そんな縁の中、この日本という国と社会で、一緒に心理学について研鑽しあえる。
そんな環境を作り上げてくれた、先人の方々にあらためて感謝して、皆様の努力を讃えて終わりにしたいと思います。
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今回はここまでにしましょうか。
次の授業もお楽しみに~。それでは!
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