【#2不安について】不安ってなんだろう?
心の中で・・・「起立、礼、着席」
みなさん、お疲れ様です!心理カウンセラーのルンタです。
それでは今日も短時間で解説をはじめますよ~
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今日のお題は「不安」です!
みなさん、不安ってなんだか知っていますか?
・・・「なんだかよくわからないよ~」という声が聞こえました。
その通りです!!
不安は「原因の特定されない恐怖・心配」とされているので、
「なんだかよくわからない」は大正解です!
不安は脳の中にある「扁桃体(へんとうたい)」というところで感じられます。
この扁桃体は大昔からある脳の部分で、人間がまだ動物に近い時代からある部分なのです。
今に世の中は、雨風がしのげる家があって、変な人(外敵)がいれば警察が取り締まってくれて、コンビニが24時間空いてるなど、、、昔と比べたらめちゃくちゃ住みやすい環境になりました。
だって、いつでもお金があればご飯食べれるし、外敵に襲われる心配ないし、文明が発達して、色々な便利な道具が出てきました。
今から数千年前の縄文時代くらいまでは、衣食住の安定しない、いつ外敵に襲われるかわからない状態が当たり前でしたから、現代社会はものすごい進化です。
ところが当時(大昔)は自分の身は自分で守らなくてはならなかったので、常に外に向かって気を張り続けないといけませんでした。
それが不安の原初であり、自分を守るための大切な機能として、働いてくれたのです。
ですが、残念ながら人間の脳には、昔からある扁桃体がみなさんにしっかりと備わったまま、現代を生きています・・・。
世の中便利に進化したのだから、扁桃体には退化してもらいたいのですが、そんなことはありません(泣)
何が言いたいのかというと、
- 不安はご先祖様が身を守るために開発した、脳の機能のなごり
- 不安があることで、人は危険を回避してきた
- 身の危険が少なくなった現代でも、扁桃体はがっつり脳に残っている
→ということです。
扁桃体は身の危険から命を守るために、「不安」という感覚を脳や体に指令を出すところなんですね。
そして、不安はいや~な感じがするじゃないですか。このいや~な感じが「対象が漠然とした心配や恐怖」になり、人は体を動かそうとして、これらから回避したり、逃れようとします。
これを「闘争・逃走反応」と言います。(大学生の皆さんテスト出るかも?)
扁桃体はこれを実現するために、脳内ホルモン(コルチゾール・ノルアドレナリンなど)を出して体をコントロールしようとします。
ですが、この扁桃体は昔からあるだけあって、ちょっとアホです(笑)
自分で脳内ホルモンを出しておきながら、それが多くなってきて不安になると、「あ、やべ!また不安が高まってるから、もっと脳内ホルモン出したろ!」となってしまうんです。
それで余計に不安が高まって、なんだかわからない漠然とした心配がどんどん止まらなくなってしまうんです。
大切な臓器ではありますが、余計なことをしてくれます(笑)
ということで、今日は不安についての大まかなメカニズムをお話ししていきました。
次回はもう少し不安について掘り下げていきたいと思います。
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今日の授業はここまでにしましょう。
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心の中で・・・「起立、礼、着席」