心の中で・・・「起立、礼、着席」
みなさん、お疲れ様です!心理カウンセラーのルンタです。
それでは今日も短時間で解説をはじめますよ~
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さて、今回は睡眠時に見る「夢」についてお話をしていきたいと思います!
その前に、しばらく投稿が出来ずに申し訳ありませんでした。
体調が芳しくなく、寝込んでおりました(汗
皆さんも体調には本当に気をつけてお過ごしくださいね!
少しずつ復活していきたいと思います。
ということで、ずっと寝っぱなしで、ずっと夢を見ていた私から夢の話をしていきます(笑)
先に結論から言うと、夢とは「脳内の整理中に情報が飛び交っている様子を俯瞰的に見ている状態」のことを言います。
また難しい言い方ですね(汗
簡単に解説していきましょう。
夢はまず、レム睡眠の時に見ます。
レム(REM)睡眠とは、睡眠が浅くなっている時の状態で、瞼の下で眼球が激しく動き回っています。要するに、「体を休養させながら脳を活動させている状態」であり、生活中に得た情報を整理する状態なのです。
まさにこの時に夢を見ます。なので、夢を見た後すぐに起きる体験を、皆さんも多く経験しているのではないでしょうか?
睡眠にはもう一つ種類があって、それが深い睡眠である「ノンレム睡眠」です。
ノンレム睡眠は、レム睡眠とは違い、「脳も体も休ませて、成長ホルモンを分泌し、生体機能を整える」効果があります。
よって、脳もがっつり寝る深い睡眠であることがわかります。そのため、夢も見ることはありません。
以上から、夢はレム睡眠時に見る、脳の整理(生理)現象なのです。
人間はこのレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルを、約90分で交換させながら睡眠をとっているわけです。
ということで、夢はれっきとした体の反応なのですが、今から2世紀くらい前まではこんなに科学が発展していなかったので、夢は重要なメッセージだ!神のお告げだ!と抽象的に解釈することが多かったのです。
それを利用して、解釈しよう、心の状態を知ろうとしたのが、精神分析で有名なジグムント・フロイトです。
フロイトは、心理学の分野ではあまりにも多大な影響を及ぼしたので、今回は深く取り扱いませんが・・・。
人間の精神活動(意識)を「意識・前意識・無意識」に分けて、解釈しようとしました。
しかし、人間は起きている間、無意識にアクセスすることができません。そこで、夢という媒介を用いて、フロイトは人間の奥底に眠る無意識を明らかにしようとしたのです。
フロイトの時代(特にオーストリアなどの西洋文化圏で)は、ヒステリーなどの精神症状が多くあったものの、明確な治療法や対処法がありませんでした。
その中で、多くの精神症状は無意識の中に何かしらの問題があるのではないかと考え、夢について扱うようになったということです。
巷(ちまた)では、夢分析・夢占いとも言われたりすることもありました。
・・・ここまで読んで、勘の良い皆さんはお気づきかもしれませんが、
夢は別に無意識を表すものではありません。
ただの生理現象であり、日常生活で起きた様々な情報を整理していく過程で知覚することを言います。
なので、夢を分析したところで、無意識の全てを解明したり、精神症状をクリアにすることはできません。
もっと究極的に言うと、夢に深い意味はありません(元も子もないですね 笑)。
なので、悪夢を見たからと言って気にする必要もありませんし、好きな子が夢に出てきたから、告白が絶対成功するという訳でもありません。
夢に意味を求めてはいけないのです。
夢は基本的に起きたら(覚醒状態になると)忘れるようになっています。なぜなら、脳も体も起きるので、全身がすぐ覚醒モード(意識モード)になるからです。寝ていた時のことをいつまでも引きずりません。
それでも覚えているような夢や悪夢は、眠りが浅い状態が長く続いた証拠になります。つまり、眠りの質が悪かったとも言えますね。
夢は意識(起きていた時の情報)を無意識に移すための大事なプロセスだという方もいます。そこについてはまだ解明されていないので何とも言えませんが、ある意味そうかもしれません。
無意識の容量は基本的に無限と言われていますから、人間は記憶を整理するのに不必要なものを無意識化の貯蔵庫に送るのだとされていますが、それが全て夢によって行われているかと言ったら違うので、何とも言えないのです。
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それでは今回はここまで!
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